八重の桜 会津若松 [大河]
落語「千早ふる」柳家小さん治、好きな落語家です。 [落語]
「ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 から くれなゐに 水くくるとは」という在原業平の百人一首の中の短歌の意味を、金さんが長屋の先生に聞きに行ったのはいいが、この先生がいい加減な解説をするという落語です。いわゆる知ったかぶりのお話です。枕(落語の導入にする、ちょいとした小話)で、小さん治が、「世の中に知らないのに知ってるふりををする人がいるが、まだ、ましで、知ってて知らないふりをする人がいる。こりゃぁいけないね。記憶にございません!なーんて言う人は、きっと知ってんですよ。」なんてことを言ってましたが、そうだねと思いました。チクリと刺す風刺の精神は江戸時代も、今も変わらないのでしょうね。
漱石先生の先見性に、びっくり!文明とは [漱石先生]
草枕読破しました。 [漱石先生]
熊本出身の姜尚中氏が、続悩む力という本を出しています。広告の見出しに、今までの「幸福の方程式」を超えて――――。漱石の予言を手がかりに、新たな生き方を見出すためのヒント、という文が載っていました。
草枕の中にも、平和や戦争(時は日露戦争の時代背景)、当時の実社会、芸術や生き方について、現代に通じる示唆に富んだ記述がありました。1回きりの読破ですから、50パーセントくらいしか理解できていませんが。
ひとつひとつについては、時々、報告させていただきます。それから、食いしん坊の私としては、小説中に、菓子が、ごまねじ、微塵棒(みじんぼう)、羊羹、蓬餅(よもぎ餅)と4種類が出てきますし、和食のすばらしさを賞賛する場面も有り、茶道の所作で心を忘れ、形だけ真似をすることを批判しています。
今、三四郎に挑戦中です。菓子屋としても頑張らなければと思いました。